2024年10月22日、クロスメディアグループが運営するPodcast番組「東京広報大学」は、初のリアルイベント「オウンドメディアの未来とラジオ」を開催しました。総勢30名が参加し、交流会含め3時間にわたるイベントは大盛況に終わりました。

本イベントは、企業の広報担当者や経営者に向け、オウンドメディアを活用した効果的な情報発信の方法を紹介し、ラジオの新たな可能性について考えを深める場となりました。

今回はそのイベントの様子をお届けします。

 

 

Podcast「東京広報大学」について:
企業や組織を社会とつなぐ「広報」という仕事に焦点をあてるトーク番組。パーソナリティ2人のリアルな広報活動をシェアしながら、広報の最新トレンドや持つべきマインドなどについて、様々なゲストと発信。Apple Podcast「マーケティング」カテゴリーで1位を獲得するなど、注目を集めている。Apple Podcast(https://x.gd/hQOch)やSpotify(https://x.gd/GHuo2)などで毎週木曜日に配信中。

 

・番組初のリアルイベント

「東京広報大学」は今年3月にスタートしたPodcast番組。採用コンテンツ・メディアを手掛けるリクライブの編集長・二宮翔平さんとクロスメディアグループ広報担当の濱中悠花がパーソナリティーを務める番組です。

毎週、パーソナリティ二人の活動内容やゲストを招いたトークをお届けしています。広報担当だけでなく、経営者やマーケター、ライター、編集者など、幅広い属性の方々にお聴きいただいています。

今回のイベントは、パーソナリティー二人にとってもリスナーの方々に直接会える初めての機会でした。冒頭に普段から聴いてくれている人たちへの感謝の気持ちを伝えました。

 

 

・コンテンツの資産性とオウンドメディアの価値

第一部のゲストに迎えたのは、キリンホールディングス株式会社コーポレートコミュニケーション部の平山高敏さん。Web広告代理店、出版社を経てキリンホールディングスに入社した平山さんがオウンドメディアをテーマにお話ししました。

オウンドメディアの立ち上げで何から始めたのか、テキストコンテンツの役割や可能性についてなど、広報担当者たちが気になる質問に丁寧に答えました。

 

 

参加者が直接平山さんに質問するシーンも。平山さんはテキストコンテンツと動画コンテンツそれぞれの価値、そしてコンテンツの「資産性」を強調されました。

また、企業のメディア戦略について、単にテクニックに走るのではなく、本当に伝えたいメッセージがあるかどうかが重要だと話しました。平山さんは製品自体がメッセージを伝えられる状態が望ましいと考えていますが、日本企業はそこまで至っていないため、オウンドメディアの必要性が高まっていると分析しています。

最後には今後のオウンドメディアの展開として、企業の枠を超えた連携やテーマ別のコミュニティ作りなど、新たな可能性についてもお話いただきました。

 

【第一部の主な内容】
・noteを選んだ理由:手軽さ、ソーシャルイシューへの関心の高さ
・コンテンツの重要性:社内の資産を活かす
・オウンドメディアの特徴:小さな声を集める、社内啓蒙
・メディアへの期待の変化:編集力、コンテンツの役割
・2024年の“note的なもの”とは?:プラットフォームの変化
・テキストコンテンツの可能性と役割:アーカイブ性、深堀り情報
・広報発信で最初にやるべきこと:企業の色、伝えたいこと
・今後の展望:企業の枠を超えた情報発信

 

▼平山さんとのトークはPodcastで配信中

#29【公開収録】コンテンツの「資産性」を高める。オウンドメディアの本当の価値『オウンドメディア進化論』平山高敏さんインタビュー
ポッドキャストのエピソード · 東京広報大学 · 2024/10/23 · 47分

 

・社長自らの発信の重要性とラジオに秘める可能性

第二部のゲストは株式会社カワキタエクスプレス代表取締役社長の川北辰巳さん。SNSを活用した採用戦略で運送業界に新風を吹き込む川北さんに、情報発信の秘訣を伺いました。

 

川北さんは15年以上前からブログを始め、その後FacebookやTwitter、Instagram、YouTube、TikTokと様々なSNSに挑戦。最近では自身のラジオ番組も開始し、多角的な情報発信を行っています。その目的は主に採用。若い世代にアプローチし、会社の雰囲気や仕事の魅力を伝えることで、ミスマッチを減らし定着率向上につなげているそうです。

TikTokを活用する中で、東京や北九州から三重県の亀山市へ移住してまで入社を希望する若者が現れるなど、SNSの力を実感したといいます。また、YouTubeでは社員インタビューを行うなど、働くイメージがつかみやすい工夫も。

そして最新の取り組みが、ラジオ番組です。川北さんは「ラジオは雑談感覚で話せるので、より自然な自分を見せられる」と語ります。社員との距離感や会社の雰囲気が伝わりやすく、採用時のミスマッチ防止にも効果があるとのこと。

 

 

クロスメディアの広報でラジオを活用する濱中も、社長にラジオ番組出演を勧めた経緯や、継続のコツなどを語りました。

SNSやラジオなど、様々なメディアを活用することで、より多くの人に自社の魅力を伝える可能性を参加者とともに考える会になりました。

 

【第二部の主な内容】
・SNS活用の歴史:Facebookでの発信を楽しめた結果、関係構築にもつながった
・TikTokでの採用成功事例:若い世代が欲しい「リアル」を届ける
・運送業界のイメージを変えたい:トラックドライバーの仕事の魅力を発信
・オウンドメディアの発信の効果:業界メディアに注目され、多数掲載に
・多種多様なメディアで伝える:まずはやってみて、一番自社に合うメディアを考える
・ラジオ番組開始の経緯、活用の効果
・音声メディアの強み:“ながら聴き”で日常生活に溶け込める
・温度感が伝わる発信:名前と顔が分かること、炎上リスクを恐れず発信すること

 

▼川北さんとのトークはPodcastで配信中

#30 【公開収録】なぜ全国から採用応募者が殺到するのか。運送業界の常識を覆す、社長の発信力。カワキタエクスプレス代表・川北辰巳さん対談
ポッドキャストのエピソード · 東京広報大学 · 2024/10/30 · 53分

 

 

 

今回のイベントでは、企業自らが発信を行っていく上で大切にしたい視点が様々な方向から取り上げられました。今はコンテンツファーストの時代で、コンテンツの資産性を活かして企業も個人もメディアを作っていくことが大事だということを参加者全員で学びました。

オウンドメディアの性質を再認識するとともに、親近感や双方向性をもつラジオをうまく活用することで、企業の採用活動やブランディングに活かすアイデアを共有することができました。

今後も、「東京広報大学」は企業や組織の情報発信に関する「リアル」な情報をお伝えしていきます。ぜひ番組のフォローもよろしくお願い致します!

 

【採用情報】

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