売り込まない。
語りかける。
共感をつくり、信頼を積み重ねる。

コンテンツが飽和する時代に、ブランドの価値をどう伝えるか。
その答えとして、いまクロスメディアグループが大切にしているのは、「Think Like a Publisher」という考え方です。

欧米発のマーケティングコンセプト

「Think Like a Publisher(出版社のように考える)」というコンセプトは、2000年代後半〜2010年代初頭、コンテンツマーケティングが広まり始めた中で、アメリカを中心にマーケティングの専門家たちによって提唱されました。代表的な提唱者には、コンテンツマーケティングの第一人者とされるジョー・ピュリッジ(Joe Pulizzi)がいます。彼は自身の著書『Epic Content Marketing』などで、企業が出版社のように価値ある情報を自ら発信し、顧客と継続的な関係を築くことの重要性を説いています。

この考え方の本質は、従来の“広告主”としての企業の立場から脱却し、「メディア運営者」=「パブリッシャー」として自らコンテンツを企画・編集・発信するという姿勢にあります。

広告から、編集へ。顧客との関係性の変化

従来の広告は、「伝えたいことを、企業のタイミングで発信する」ものでした。しかし、情報があふれる現代では、その一方的なコミュニケーションは届きにくくなっています。検索やSNSを通じて、顧客自身が「知りたい情報」「共感できる価値観」に基づいて接触するコンテンツを選ぶ時代です。

出版社は、読者のニーズや関心を深く理解し、読みたくなる切り口、知りたくなるテーマを丁寧に編集し、継続的に届けています。「Think Like a Publisher」とは、まさにこの視点を企業の発信にも応用することです。

たとえば、自社ブログを運営するにしても、単なるニュースの羅列や商品紹介だけではなく、読者の課題に寄り添い、時にストーリー性を持たせた「読み物」としてコンテンツを設計する。そうした姿勢が、顧客との信頼関係を築く第一歩となります。

5つの視点で考える「Publisher的」発信

では、企業が「出版社のように考える」ためには、どんな視点が必要なのでしょうか?
以下の5つのポイントが基本となります。

  • 【ターゲティング】
    読者を知れば、伝え方が変わる。顧客のニーズや関心を深く理解し、それに応じたコンテンツを設計する。
  • 【計画性】
    計画的な発信が、ブランドを育てる。出版社が発行スケジュールを持つように、エディトリアルカレンダーの設計が重要。
  • 【価値】
    売るのではなく、惹きつける。商品説明ではなく、顧客にとって役立つ・共感できる情報を届ける。
  • 【品質】
    良質なコンテンツで、ブランドの品格を作る。丁寧に作られたコンテンツは、ブランドの信頼と直結する。
  • 【マルチメディア】
    メディアを横断し、価値を広げる。Web、SNS、動画、音声、紙媒体など、多様なチャネルを組み合わせて発信する。

ブランドを育てるのは、「自分たちの言葉」

「Think Like a Publisher」が大切にするのは、第三者の評価ではなく、ブランド自身の言葉で語ることです。企業の歴史や想い、ビジョン、そして信念は、誰かが代弁できるものではありません。

それらを丁寧に言語化し、魅力的なコンテンツに編み上げ、継続的に発信していく。
それこそが、ブランドに対する信頼を育て、やがては「資産」となるのです。

今の成果より、未来のファンづくりを。

「Think Like a Publisher」は、短期的な成果を追うための手法ではありません。
むしろ、長期的なブランド価値を育てるための“カルチャー”に近い考え方です。

広告ではなく、価値ある情報を。
売るのではなく、語る。
消費されるのではなく、共感される存在へ。

コンテンツファーストの視点で、企業は「選ばれるブランド」へと進化していきます。

 

 

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