ドイツの文豪ゲーテの言葉に「急がずに、だが休まずに。」というものがあります。この言葉を初めて目にしたとき、自分のこれまでの仕事人生、そして経営に対する姿勢を実にうまく言い表していると思いました。
焦って先を急ぐことはないが、歩みを止めることもしない。目の前の仕事を1つひとつ積み重ねながら、着実に前へ進み続ける。私は経営においてもこの姿勢を大切にしています。
SNSを開けば、急成長する会社や華々しく活躍する人の姿が目に入ります。それを見て焦り、自分たちももっと速く成長しなければならないと少しは思うこともありますが、他社や他人のスピードに経営を合わせる必要はありません。
速く進むことと焦って急ぐことは違います。経営にスピードは必要で、決断を先送りせず、やると決めたらすぐに行動することが必要な一方で、短期的な成果を求めるあまり、人や組織、そして自分に無理を強いる経営はしたくありません。
人材育成、商品開発、顧客開拓、新規事業など、こうしたことには時間がかかります。だからこそ、焦ってはいけません。毎日少しでも前へ進み、その積み重ねによって会社や自分をレベルアップしていくしかないと、30年の仕事や20年の経営を振り返り実感しています。
人を急かすのではなく、成長を信じる。しかし、歩みは止めさせない。不急不休の経営で、クロスメディアを長く着実に成長し続ける会社にしていきたいと思います。
クロスメディアグループ 代表 小早川幸一郎