企業にとって「業績が良いから良い人材が来るのか」「良い人材がいるから業績が良いのか」という問いは、まさにニワトリとタマゴの関係に近いものです。どちらが先かを議論しても明確な結論は出ません。
しかし、人間主義的経営の視点に立つのであれば、順序よりも“好循環”をつくり出すことが重要だと考えます。
良い人材が育ち、力を発揮できる環境が業績を押し上げ、その成果が次の優秀な人材を呼び込むという好循環こそが持続的成長を支えます。
同時に、経営陣は夢や浪漫だけで人を惹きつけてはいけません。まず自らが業績を上げ、未来への確かな道筋を示すことで、「このチームでなら次のステージに進める」と感じてもらえる状態をつくることが大切です。
業績と人材はどちらかが先ではなく、互いを引き上げ合う関係です。その循環をつくることこそが、経営の本質であるといえます。
クロスメディアグループ代表取締役 小早川幸一郎
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