こんにちは。クロスメディアグループ企業広報の濱中です。
2023年をふり返ると、出版事業としては約120冊の書籍出版、数々の出版イベントの開催、法人事業としてはブランディングセミナーの開催や大企業から中小・ベンチャーまで、数々の企業のマーケティングのお手伝いをすることができました。
私個人としては、採用イベントでの登壇、大学や非営利団体の広報発信のサポート、初の広報動画&音声コンテンツの制作など、様々な活動を通して、広報という仕事に向き合えた一年でした。
そして、多くの方々からサポートいただき、3年間の試行錯誤の結果、企業広報メディアである本サイト「クロスメディアン」(https://crossmedian.com/)が誕生したことを、とても感慨深く感じています。
今回は、「クロスメディアン」の立ち上げの背景やコンセプトにこめた想い、そしてこれから本サイトを通じて叶えたいことについて、お話しさせていただきます。
「企業サイトでは実現できないこと」を実現するのが広報メディア
当社における企業広報の役割は、「人を集めること」。
仲間、パートナー、顧客に共感してもらう情報(=ストーリー)の発信が、私のミッションです。
情報発信には大きく分けて二つの目的があると考えています。
それは「認知」と「共感」です。
これまでは、SNSでの発信や採用イベントの登壇、書籍での挟みこみチラシなど、会社を「認知」してもらうための活動に、重きを置いていました。
しかし、会社の成長とともに経営戦略がアップデートされ、広報戦略を改めて考えたときに、「共感」を生むコンテンツ発信の必要性に気づきました。そして、それを発信していく場所(=メディア)をつくらなければという考えに至りました。
先述の通り、2023年になって初めて動画、音声コンテンツの配信、新しい記事連載を次々とスタートしました。幸いなことに、コンテンツをチェックした方々からも、ポジティブな反応をいただいていました。
ただ、一方で、YouTubeやPodcast、noteなど、それぞれ単独で発信しているために、広報として伝えたいことの全体像をお伝えできなかったり、せっかく興味をもってもらっても他のコンテンツを見ていただけなかったり、という課題もありました。社内からも「○○ってどこで配信されていたっけ?」と言われることもありました。
そこで、弊社の企業サイトに、広報コンテンツを集約するポータルページをつくろうと考えました。ただ、単に広報コンテンツを集めるだけでは、あまり意味がありません。
「企業広報として伝えたいことを明確なメッセージにして、発信していきたい」。
代表の小早川に「販促広報、採用広報、社内広報の役割を果たす、広報メディアをつくりたい」と話したところ、やはり「ポータルページをつくったらどうか」という提案でした。そこから自分の考えを伝え、相談を重ねる中で、企業サイト内のページではなく、単独のメディアとして広報の発信基地をつくろうという考えに至りました。
企業サイトではなく単独のメディアが必要だと考えた理由は、次の3つです。
①リアルで深みのあるストーリーテリングをしたい
②即時性をもって高い更新頻度で発信したい
③写真や動画による視覚的なインパクトを与たい
これらを叶えるためには、企業サイトの中の1ページでは難しいと判断したのです。
①も②も③も、「共感」に必要な要素です。
リアリティと深みをもたせたコンテンツを、タイムリー、かつ効果的に配信していくためには、比較的静的で更新頻度が低い公式サイトでは実現しにくいと考えました。
公式サイトではできないことを実現したい。
公式サイトの言葉を、より立体感をもたせて、リアリティを感じさせるコンテンツにして届けたい。
クロスメディアに集まる人たちの活動を通じて、言葉を伝えたい。
それが、広報メディア「クロスメディアン」WEBの立ち上げのきっかけです。
書籍編集を超えた「編集力」を、リアルに伝えたい
「クロスメディアン」のタグラインである「コトバをつくる人たち」は、クロスメディアグループの「編集」の捉え方に由来しています。
創業時から出版事業で培ってきた「編集力」(=言語化力)を、コンテンツの編集のみならず、コト(=体験)やバ(=場所)を生み出すことに応用してきました。
現在は、出版事業を母体とし、出版社の強みを活かした法人向けのマーケティング・ブランディング事業、読者層でもあるビジネスパーソンをターゲットにして生まれたアクティブヘルス事業など、「編集力」によって様々な事業を展開しています。
そんなクロスメディアグループに集まる編集者、著者、マーケター、コンサルティング営業、デザイナー、インストラクターなど、多彩な専門家たち。
彼らのクリエイティブで専門性の高い活動を紹介することで、クロスメディアグループの書籍編集という枠を越えた「編集力」を伝えたい。
これからの出版業界と情報社会の未来を切り拓く鍵を握る「編集力」の可能性と、新しい出版業界の姿を提案したい。
そんな想いで「コトバをつくる人たち」というタグラインが生まれました。
因みに、「クロスメディア」という社名には「ワンソースマルチユース」という意味がこめられています。「クロスメディアン」で、動画、音声、記事と、さまざまなメディアを駆使している理由は、創業時の想いを表現し、出版社発の「コトバ」をより立体的に伝えていきたいと考えているからです。
言葉を扱うプロフェッショナルが集まるクロスメディアグループの躍動感を感じとっていただければ幸いです。
このようにして誕生した、「クロスメディアン」。
「シンカケイコウホウ」を目指す私としては、単なる自社の広報発信メディアではなく、「コトバ」のもつ力、人と企業の魅力を言語化することの大切さとその可能性を伝えていきたいと思っています。
そんな大きなビジョンと使命感とともに、本サイトを立ち上げました。
改めて、本サイトの立ち上げとデザインに全身全霊で携わってくださったリクライブの編集長・二宮さん、コンテンツの監修をしてくださったコンテンツデザイン室の室長・久保木さん、そして私を信じて企業広報を任せてくださる社長の小早川さん、本当にありがとうございます。
今回もお読みいただきありがとうございました。これからの「クロスメディアン」にどうぞご期待ください!
【クロスメディアグループについて】
クロスメディアグループは、「出版」「マーケティング」「デジタル」「アクティブヘルス」という4つのメディア事業を行う創業19年のベンチャー企業。
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